Zabbixで監視するサーバに、zabbix-agent をインストールして設定を行います。基本的には設定でZabbixサーバのIPアドレスを指定するのみでOKです。最後に zabbix_get コマンドで正しく設定されていることを確認します。
zabbix-agent のインストールと設定
インストール
zabbixのyumリポジトリの登録
rpm -ivh http://repo.zabbix.com/zabbix/2.4/rhel/6/x86_64/zabbix-release-2.4-1.el6.noarch.rpm
zabbix-agent のインストール
yum -y install zabbix-agent
zabbixのyumリポジトリの無効化
vi /etc/yum.repos.d/zabbix.repo
[zabbix] name=Zabbix Official Repository - $basearch baseurl=http://repo.zabbix.com/zabbix/2.4/rhel/6/$basearch/ enabled=1 ↓ enabled=0 [zabbix-non-supported] name=Zabbix Official Repository non-supported - $basearch baseurl=http://repo.zabbix.com/non-supported/rhel/6/$basearch/ enabled=1 ↓ enabled=0
設定
ZabbixサーバのIPアドレスを設定ファイルに指定します。IPアドレスはご自分の環境にあわせて設定してください。
vi /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf (85行目付近)
Server=127.0.0.1 ↓ Server=172.16.20.10 ←ZabbixサーバのIPアドレス
zabbix-agent を起動します。
service zabbix-agent start
zabbix-agent の自動起動を設定します。
chkconfig zabbix-agent on
自動起動の設定確認
chkconfig --list zabbix-agent ---(下記の表示であればOKです)------- zabbix-agent 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
zabbix_get コマンドで動作確認
最後に zabbix_get コマンドで、zabbix-agent が正しく設定されているかを確認しておきます。
zabbix_get コマンドの基本的な書式です。
zabbix_get -s <監視対象サーバのIPアドレス> -k <Zabbixアイテムキー>
上記をふまえて、Zabbixサーバ上で下記のようなコマンドを実行します。Zabbixアイテムキーは、zabbix-agent が動作していることを確認できればよいのでなんでもかまいません。下の例では zabbix-agent のバージョンを取得しています。
zabbix_get -s 172.16.1.20 -k agent.version 2.4.2 ←バージョンが表示されればOKです。
下記のようなエラーが表示される場合は、zabbix-agent の設定に誤りがあるか、そもそもzabbix-agent が起動していないことが考えられます。また、iptables などファイアウォールを使っている場合は zabbix-agent の待ち受けポート番号(10050)が許可されているかを確認してみましょう。
zabbix_get [3820]: Get value error: cannot connect to [[172.16.1.20]:10050]: [111] Connection refused
zabbix-agent のインストールと設定は、サーバ数台の構成であればそんなに手間にはなりませんが、数十台以上の規模になってくると、サーバ設定を標準化して設定の自動化などの検討が必要になるかと思います。
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