さくらのVPS を8年間使って感じた5つのメリット

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さくらのVPS は、さくらインターネットが提供する仮想専用サーバーサービスです。2010年9月サービス開始から、公私共に さくらのVPS を利用させて頂いています。(このブログも さくらのVPS で運用してます)ここ数年ほかのクラウドサービスを使うことが多くなってきましたが使い込んでみると、改めて さくらのVPS の素晴らしさ分かってきました。そこで今回は、さくらのVPS を8年間使って特に感じたメリットをまとめてみました。

圧倒的すぎるコストパフォーマンス

VPS と AWS や GCP などの IaaS型のクラウドサービスはそもそもの仕組が違うので、単純にコストを比較するのは酷かもしれませんが、さくらのVPS なら同じ価格帯で CPU性能は3倍以上、ディスク性能においては10倍以上のサーバー性能を得ることができます。

ベンチマークさくらのVPSAWS EC2Google Compute Engine
CPU性能 - System Benchmarks Index Score2815.3512.2918.9
Read ディスク性能(MB/秒)1520.4681.1779.23
Write ディスク性能(MB/秒)586.7376.937.1
月額料金1,706円2,706円2,296円
初期費用2,160円0円0円

関連記事:
さくらのクラウド と AWS EC2 を徹底的にベンチマークしてみた(最後に さくらのVPS との比較があります)
AWS EC2 と GCE(Google Compute Engine)を徹底的にベンチマークしてみた

スペックと料金の詳細

※2018年5月31日時点の料金です。

さくらのVPS
 マシンタイプ:仮想3Core + メモリ2GB
 ストレージ:SSD 50GB
 初期費用:2,160円
 月額料金:1,706円

AWS EC2(東京)
 マシンタイプ:t2.small(vCPU x 1 + メモリ 2GB)オンデマンドインスタンス
 ストレージ:SSD 20GB
 月額料金(ドル):$24.6(730時間利用)(サーバー:$22.2 ディスク:$2.4)
 月額料金(日本円):2,706円(為替レート110円で計算)

Google Compute Engine(東京)
 マシンタイプ:g1-small(vCPU x 1 + メモリ 1.7 GB)
 ストレージ:SSD 20GB
 月額料金(ドル):$20.87(730時間利用)
 月額料金(日本円):2,296円(為替レート110円で計算)

致命的な障害がない

これまで8年間で延べ30台くらいの さくらのVPS を運用してきましたが、私が知っている限りでは、長時間の停止やデータ損失など致命的な障害はありません。(ごくたまにハードウェア障害で数分間の停止はあります)

これが さくらのVPS を使い続ける一番の理由です。万が一にそなえて予備サーバーの準備やデータバックアップを行なっていますが、障害が少ないのに越したことはありません。

どことは言いませんが IaaS型のクラウドサービスは止まる時はガッツリ止まります(^^;)

トラフィック料金が無料

IaaS型のクラウドサービスは、基本的にトラフィック料金が発生します。例えば、AWS EC2 は 1GBあたり 0.14ドル のトラフィック料金が発生しますので、月間の転送量が100GBの場合14ドル、日本円で約1,540円(為替レート110円で計算)がサーバー費用とは別にかかります。

以前ある Webサイトでアクセス数は少ないのに、月間の転送量が数TBになったことがありました。コンテンツ担当の方に確認すると、事情があって大容量の動画を何本も置いて配信しているとのことでした、、、やめてください! とも言えないので、トラフィック料金のかからない さくらのVPS にひっそりと引っ越したのでした。

スケールアップが可能

基本的に VPS は後からスペックを変更できませんが、さくらのVPS は v4 からスケールアップができるようになりました。(ただしスケールダウンはできません)

参考資料:スケールアップ | さくらの VPS マニュアル

サーバースペックが足りなくなってくると、スペックの高い新しいサーバーへ引っ越しするのですが、サーバーOSが古かったりすると同じミドルウェア構成にするのが大変だったり、動作確認や調整に手間取ったりと下手をすると作業に2〜3日取られることもありました。

さくらのVPS ならサーバーのデータ容量にもよりますが、2〜3時間くらいでスケールアップができてしまいます。(その間サーバーの停止が必要です)

コントロールパネルが使いやすい

これは好みかもしれませんが さくらのVPS は、コントロールパネルが使いやすいのも魅力のひとつだと思います。「説明」にたくさんの文字を入力できるので、いくつもバーチャルホストを切っているサーバーで重宝しています。

(さくらのVPSのコントロールパネル)
さくらのVPSのコントロールパネル

おわりに

サービスイン後のアクセス数が読めない場合は、スペックが柔軟に変更できる IaaS型のクラウドサービスが便利ですが、ある程度アクセス数が予想できる場合は さくらのVPS で十分なことがほとんどです。用途に合わせて最適なサービスを選びたいですね。

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