Zabbix 4.0「アルファ版」インストールメモ

Zabbix 4.0「アルファ版」インストールメモ
あぱーブログ
2017年12月26日  カテゴリー:Zabbix  タグ:
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2017年12月21日、Zabbix4.0アルファ版がリリースされました。このリリースは本番用ではありませんが、 Zabbix 4.0 の新機能をいち早く試してみることができます。(本番用のリリースは2018年1月〜3月を予定しています)さっそく、Zabbix4.0アルファ版を CentOS7.4(1708)にインストールしてみましたので、手順をメモしておきました。

 
リリースノート:Release Notes of Zabbix 4.0.0alpha1

Zabbix 4.0 は LTS(長期的なサポート)リリース

Zabbix 4.0 は、LTS(Long Term Support)と呼ばれる長期サポートリリースです。前回の Zabbix 3.0 LTSリリースから約2年ぶりのバージョンアップになります。

これから Zabbix の導入やアップデートを検討している方は、正式リリースを少し待って Zabbix 4.0 を検討してみるのも良さそうですね。

参考資料:Zabbix サポート期間とリリースポリシー | Zabbixオフィシャル日本語サイト

下準備

まず始めに、CentOS7.4にLAMP環境をインストール しておきます。

Zabbix 4.0 アルファ版のダウンロード

今回は Zabbix 4.0 アルファ版をソースからインストールします。

Zabbix のダウンロードページから、Zabbix 4.0 アルファ版をダウンロードしてください。(SourceForge からダウンロードされます)

Zabbix のダウンロードページ

今回はソースからインストールしますが、アプライアンスとして VirtualBox や VMWare、OVF など仮想マシンのイメージファイル形式でもダウンロードできるのは便利ですね。手っ取り早く試せそうです。

Zabbix 4.0 アルファ版 のインストール

まず Zabbix が依存するライブラリをインストールしておきます。

yum -y install libxml2-devel
yum -y install net-snmp-devel
yum -y install libevent-devel
yum -y install libcurl-devel

ダウンロードしたソースファイルを解凍します。

tar -zxvf zabbix-4.0.0alpha1.tar.gz

Zabbix サーバーとエージェントをコンパイルしてインストールします。(「--enable-agent」オプションを付けると「zabbix_get」と「zabbix_sender」もインストールされます)

cd zabbix-4.0.0alpha1/
 
./configure --enable-server \
--enable-agent \
--with-mysql \
--enable-ipv6 \
--with-net-snmp \
--with-libcurl \
--with-libxml2
 
make install

Zabbix の各種バイナリは以下の場所にインストールされます。(パスが通ってない場合は設定しておきましょう)

/usr/local/sbin/zabbix_server
/usr/local/sbin/zabbix_agentd
/usr/local/bin/zabbix_get
/usr/local/bin/zabbix_sender

Zabbix データベースの作成

MySQLに、Zabbix用のデータベース(zabbix)とユーザー(zabbix)を作成します。

mysql -u root -p
 
create database zabbix character set utf8 collate utf8_bin;
grant all on zabbix.* to zabbix@localhost identified by '<パスワード>';
quit;

Zabbix 用のデータベーススキーマとデータをインポートします。(SQLファイルは、解凍したソースファイルディレクトリの下の「database/mysql/」 にあります)

cd zabbix-4.0.0alpha1/database/mysql/
 
mysql -u zabbix -p zabbix < schema.sql
mysql -u zabbix -p zabbix < images.sql
mysql -u zabbix -p zabbix < data.sql

Zabbix サーバーの設定と起動

Zabbix サーバーの設定ファイルに、先ほど作成したMySQLのユーザー(zabbix)のパスワードを入力します。
vim /usr/local/etc/zabbix_server.conf

# DBPassword=

DBPassword=<パスワード>

Zabbix 起動用のユーザーを作成します。

sudo useradd -s /sbin/nologin -d /var/lib/zabbix zabbix

Zabbix サーバーの起動

zabbix_server

動作確認用に Zabbix エージェントも起動しておきます。

zabbix_agentd

Zabbix エージェントの動作確認(Zabbixのバージョンが表示されればOKです)

zabbix_get -s 127.0.0.1 -k agent.version
4.0.0alpha1

Webインターフェイスの配置

解凍したソースファイルディレクトリの下の「frontends/php/」に、Webインターフェイスを構成する PHP ファイルがありますので、これを WEBサーバーのドキュメントルート下の「zabbix」ディレクトリに配置します。

以下はドキュメントルートの場所が「/var/www/html/」の場合の手順です。ドキュメントルートの場所はご自分の環境に合わせてください。

ドキュメントルートの直下に「zabbix」ディレクトリを作成します。(名前はなんでも構いません)

mkdir /var/www/html/zabbix

Webインターフェイスの構成ファイルをコピーします。

cd zabbix-4.0.0alpha1/frontends/php/
cp -a . /var/www/html/zabbix/

この後の初期設定で Webインターフェイスから Zabbix の設定ファイル(zabbix.conf.php)を作成しますので、conf ディレクトリのオーナーを apache(WEBサーバーの実行ユーザー)に変更しておきます。

chown -R apache /var/www/html/zabbix/conf

Webインターフェイスが依存するPHPエクステンションをインストールします。

yum -y install php-bcmath
yum -y install php-ldap
yum -y install php-xml

Apache httpd の設定ファイルに以下を追加します。
vim /etc/httpd/conf/httpd.conf

php_value max_execution_time 300
php_value memory_limit 128M
php_value post_max_size 16M
php_value upload_max_filesize 2M
php_value max_input_time 300
php_value date.timezone Asia/Tokyo

Apache httpd を再起動します。

systemctl restart httpd

Zabbix の初期設定

ブラウザで下記URLを開き、初期設定を開始します(ホスト名はご自分の環境に読替えてください)
http://www.example.com/zabbix/

「Next step」をクリックします。

Zabbix初期設定のトップ画面

すべて「OK」であれば「Next step」をクリックします。

Zabbixのシステム要件チェック画面

「Password」欄に、MySQLのユーザー(zabbix)のパスワードを入力し「Next step」をクリックします。

データベースの接続設定画面

そのまま「Next step」をクリックします。

Zabbixサーバーの詳細設定画面

設定した内容の最終確認です。間違えがなければ「Next step」をクリックします。

初期設定内容の確認画面

「Finish」をクリックすれば、初期設定完了です。

初期設定の完了画面

ユーザーパスワードと言語の変更

初期設定が終了すると、Zabbixのログイン画面が表示されますので、初期ユーザーでログインします
Username:Admin
Password:zabbix

Zabbixのログイン画面

[Administration]→[Users] をクリックします。

Zabbix管理画面のメニュー

Alias列の「Admin」をクリックします。

Users設定画面 Adminユーザーをクリック

Userタブを選択し、「Change password」をクリックします。

Adminユーザー情報の設定画面

パスワードの入力欄が表示されますので、パスワードを入力し、
「Language」を「Japanese(ja_JP)」に変更したら「Update」をクリックします

Adminユーザーのパスワードを入力 使用言語の変更

一度ブラウザをリロードすると日本語表示になります

日本語表示になったZabbix管理画面

Zabbixサーバー自身の監視設定

初期状態でZabbixサーバー自身のホストが登録されていますので、監視を有効にしてみましょう。

[設定]→[ホスト] をクリックします。

Zabbix監視ホストの設定画面

Zabbix server にチェックを入れて「有効」ボタンをクリックすれば、監視が有効になります。
「有効」ボタンをクリック
 ↓
ステータが「有効」になったホスト

しばらくしてから [監視データ]→[概要] で、グループ「Zabbix Servers」タイプ「データ」を選択すると、Zabbixサーバーの監視データを閲覧することができます。

監視データの表示画面

おわりに

最新のZabbixに関する記事を時々書いているのですが、個人的に使ってるZabbixはまだバージョン2.4のままです(^^;) もちろんサポートが終了していますのでセキュリティ的にもよくありません。Zabbix 4.0 へのアップデートをぜひ検討したいと思います。

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