マップを作成することで、監視対象ホストのスクリーンやインベントリをワンクリックで閲覧できるようになります。 マップにはマクロが使えますので、ホストのIPアドレスや表示名はもちろん、ロードアベレージなどアイテムの値もリアルタイムでマップ上に表示することができます。 また、Zabbixのマップはかなりの自由度がありますので、マップを使ってネットワーク構成図を作成することも可能です。
マップ用のアイコンの作成
マップ上に表示するサーバやネットワーク機器のアイコン画像を登録します。標準でもかなりの数のアイコン画像が登録されていますのでこちらを利用するのであればこの手順は不要です。
[管理]→[一般設定]→「イメージ」を選択して「アイコンの作成」をクリックします。(タイプはアイコンを選択してください)
適当な名前を入力しアイコン画像ファイルを選択して「追加」をクリックすればアイコンが登録されます。
マップの作成
下記を入力/選択して「追加」ボタンをクリックすればマップが作成されます。
---(設定箇所)---------------------------
名前:バーチャルボックス
アイコンのハイライト:チェック
トリガーの状態が変化した要素をマーク:チェック
障害が1つのときに詳細を展開:チェック
----------------------------
作成されたマップの名前をクリックしてマップの設定画面に入ります。
アイコンの編集画面が開きますので、タイプ「ホスト」を選択し、ホストの「選択」をクリックします。
---(設定箇所)---------------------------
タイプ:ホスト
ラベル:
{HOST.NAME}
{HOST.IP}
WEBレスポンスタイム:{{HOST.HOST}:web.test.time[WEB監視,{$URL},resp].last(0)}
ロードアベレージ:{{HOST.HOST}:system.cpu.load[,avg1].last(0)}
ホスト:LAMPサーバ01号
アイコンー標準:01_LAMPサーバ_(64)
----------------------------
ラベルにはマクロが使えます。{HOST.NAME}はホストの表示名、{HOST.IP}ホストのIPアドレスが表示されます。{HOST.HOST}にはホスト名が入りますので、「{HOST.HOST}:<アイテムキー>.last(0)」とすることでアイテムキーが取得した直近の値を表示することもできます。
以上でアイコンが変更されます。マクロがそのまま表示されてしまう場合は、マクロの展開の「OFF」をクリックしてください。マクロが展開されて表示されます。
マップの設定が終わったら必ず「更新」をクリックします。「更新」をクリックしないと設定が一切保存されません。※マップの「更新」忘れがちになりますので注意です。
以上でマップの作成完了です。マップ設定の詳細は公式マニュアル 1 ネットワークマップの設定 | Zabbix Documentation 2.2 をご参照ください。
マップの閲覧
マップのアイコンをクリックするとメニューが表示されますので、そこからスクリーンやインベントリの画面へ移動することができます。
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