5分でわかる!VirtualBox の使い方 (CentOSをインストール)

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VirtualBox(バーチャルボックス)は、オープンソースの仮想化ソフトウェアです。バージョン4.0以降であれば個人利用・商業利用問わず無料で利用することができます。VirtualBox は、WEBアプリケーションの開発やサーバーの検証作業を行うのにとても便利なソフトウェアです。そこで今回は VirtualBox の基本的な設定と仮想マシンへの CentOS7 のインストール方法をできるだけ分かりやすくまとめてみました。

VirtualBox のインストール

VirtualBox のダウンロードページから、各種OS用のインストールパッケージをダウンロードできます。WindowsやMac、LinuxなどほとんどのOSがサポートされています。

ホストオンリーネットワークの作成

VirtualBox を起動したら、まず初めに「ホストオンリーネットワーク」を作成します。これはホストマシンと仮想マシン、仮想マシンと仮想マシン同士の通信をするために必要な設定です。

VirtualBox メニューから「環境設定」を選択します。

「ネットワーク」を選択します。

「ホストオンリーネットワーク」を選択し「+」ボタンをクリックすれば、ホストオンリーネットワーク「vboxnet0」が作成されます。

ホストオンリーネットワークのIPアドレスは「192.168.56.1/24」がホストマシン割り当てられますので、仮想マシンには 192.168.56.2 から 192.168.56.254 までのIPアドレスを割り当てることができます。

DHCPサーバーの無効化

ホストオンリーアダプターには固定IPアドレスを設定しますので「vboxnet0」のDHCPサーバーを無効にしておきます。

「vboxnet0」を選択してドライバーマークをクリックします。

「DHCPサーバー」タブを選択して「サーバーを有効化」のチェックを外し「OK」をクリックすれば、DHCPサーバーが無効になります。

仮想マシンの作成

CentOSをインストールするための仮想マシンを作成します。

仮想マシンの作成

「新規」をクリックします。

「エキスパートモード」をクリックします。(「エキスパート」となっていますがこちらの方が簡単に仮想マシンを作成できます)

適当な仮想マシンの名前を入力し、今回はCentOS7(Red Hatクローン)をインストールするので、タイプは「Linux」バージョンは「Red Hat(64-bit)」を選択します。メモリーサイズは1024MB以上を指定してください。(CentOS7は少なくとも1024MBのメモリが必要です)もろもろの入力/選択が終わったら「作成」をクリックします。

ハードディスク容量などの設定が表示されますが、変更の必要がなければそのままの設定で問題ありません。「作成」をクリックしてください。

以上で仮想マシンが作成されました。

ホストオンリーアダプターの追加

作成した仮想マシンのネットワークアダプターは「NAT」(仮想マシンがインターネットと通信するためのアダプターとお考えください)のみ有効になっています。このままでは、ホストマシンと仮想マシンの通信ができませんので「ホストオンリーアダプター」を追加します。

仮想マシンを選択して「設定」をクリックします。

「ネットワーク」→「アダプター2」を選択します。

「ネットワークアダプターを有効化」にチェックを入れ、割り当て「ホストオンリーアダプター」を選択すると、名前に先ほど作成したホストオンリーネットワーク「vboxnet0」が表示されますので「OK」をクリックします。

以上で作成した仮想マシンに「ホストオンリーアダプター」が追加されました。

CentOS7のインストール

CentOSのダウンロードページから「CentOS-7-x86_64-DVD-XXXX.iso」をダウンロードしておきます。(XXXXはリリース時期が入ります。2017年4月19日時点の最新版は、2016年11月にリリースされた「1611」です)

先ほど作成した仮想マシンを選択して「設定」をクリックします。

「ストレージ」を選択し、コントローラーIDEのCD/DVDデバイス追加ボタン「+」をクリックします。

「ディスクを選択」をクリックします。

ダウンロードした「CentOS-7-x86_64-DVD-XXXX.iso」を選択し「開く」をクリックします。

仮想マシンに「CentOS-7-x86_64-DVD-XXXX.iso」が追加されました。仮想マシンののDVDドライブに、CentOS7のインストールディスクが入っているといった状態です。確認ができたら「OK」をクリックしてください。

いよいよ仮想マシンの起動です。仮想マシンを選択して「起動」をクリックします。

仮想マシンを起動すると CentOS7 のインストールが始まります。仮想マシンのウインドウから抜けるには、ホストマシンが Mac の場合は左の「command」キー、Windows の場合は右の「Ctrl」キーを押します。

CentOS7のインストール方法は「CentOS 7.3 (1611) LAMPサーバインストールメモ【Apache2.4+MySQL5.7+PHP7.1】」をご参照ください。CentOS7のインストールが終了して、ネットワーク関連の設定までが終われば、仮想マシンのホストオンリーアダプターに設定したIPアドレスで、仮想マシンとホストマシンが通信できるようになります。

おわりに

VirtualBox の特に便利な機能を「覚えておきたい!VirtualBox の便利な機能5選」の記事にまとめてみました。もしよければご参照ください。

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