vi(ぶいあい)や vim(びむ)エディタで、思いがけずファイルを開いてしまい、「viコマンドが終了できない」「てきとうにキーを押してファイルを編集してしまった」「早くいつものコマンドラインに戻りたい」などなど viコマンドの使い方で困っている方向けに vi コマンドを終了するまでの操作手順をまとめてみました。
vi と vim は同じコマンド
viコマンドと vimコマンド(それぞれ「エディタ」とも呼ばれます)は、同じだと考えて問題ありません。(じつは vi を実行すると vim が起動していたりします)当然ですが、コマンドを終了するまでの操作手順も同じです。
入力モードを「半角英数」にする
vi は日本語入力モードでは操作できません。まずパソコンの入力モードを「半角英数」(Macの場合は「英字」入力)に変更しておきます。
エスケープ「Esc」キーを押す
続いてキーボード左上のエスケープ「Esc」キーを押します(Macの場合は「esc」キー)押しそこねないように Escキーを連打しておきましょう。
コロン「:」キーを押す
次にコロン「:」キーを押します。入力画面の左下にコロン「:」が表示されればOKです。表示されない場合は、パソコンの入力モードが「半角英数」になっていることを確認してください。
小文字の「q」を入力してエンターで終了
ここまでくればあと少しです終了です。小文字の「q」を入力してエンターキーを押せば vi が終了します。(大文字の「Q」では終了できないので Caps Lock に注意しましょう)
「q」で終了できない場合の対処方法
vi でファイルを編集している場合に「q」で終了しようとすると「No write since last change (add ! to override)」などの警告が表示され vi を終了できないことがあります。(これは「編集内容を保存せずに終了しようとしてるよ!」と警告してくれています)
このような場合でもあわてることはありません。状況に応じて次のキーを入力して終了させてください。
- 「q!」 保存せずに終了する
- 「wq」 保存して終了する
- 「wq!」強制的に保存して終了する
おわりに
はじめて vi コマンドを使った時に、日本語入力モードになっていることを気がつかずなんども「:q」をタイプしても viコマンドを終了できなくなって途方にくれたことを思い出しました(^^;) 英語圏以外の国ならではの vi のハマりどころですね。
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