Google アナリティクス 4（GA4）の設定方法メモ

クラウド

2020.11.23

2020年10月14日、次世代の Google アナリティクスとなる Google アナリティクス 4 プロパティが発表されました。（ベータ版では「アプリ + ウェブプロパティ」という名称でした）Google アナリティクス 4 では、高度な機械学習モデルを適用することでデータの重要な傾向を自動的に警告し、デバイスやプラットフォームごとに断片化された測定ではなく、顧客中心の測定を提供してくれます。また、制限が厳しくなった Cookie に依存することなく信頼できるデータを得られることも大きなポイントです。そこで今回は、Google アナリティクス 4 プロパティ（GA4）の設定方法をメモしておきました。

新規に Google アナリティクス 4 を設定する場合
Google アナリティクス 4 にアップグレードする場合
1. データが収集されていない場合の対応方法
おわりに

新規に Google アナリティクス 4 を設定する場合

これからオープンするサイトなどへ新規に Google アナリティクス 4 を設定する場合は、新しくプロパティを作成すれば Google アナリティクス 4 プロパティが作成されますので、作成したプロパティの計測タグをウェブページに貼り付けるだけでOKです。

（補足）
Google アナリティクスの「プロパティ」の意味は、「データを収集する場所の設定」のことです。多くの場合はウェブサイトになりますが、スマートフォンアプリからもデータを収集することができます。

Google アナリティクスにログインして、左下の「管理」を選択し、「プロパティを作成」をクリックします。

適当なプロパティ名を入力し、レポートのタイムゾーンと通貨を選択したら「次へ」をクリックします。

（補足）
「詳細オプションを表示」をクリックすると、ユニバーサルアナリティクスプロパティ（従来のバージョンの Googleアナリティクスのことです）を作成することもできます。

ビジネス情報のアンケートに答えて「作成」をクリックすると Google アナリティクス 4 プロパティが作成されます。

作成したプロパティが表示されますので、「データストリーム」を選択し「ウェブ」をクリックします。

ウェブサイトのURLとストリーム名（サイト名などでよいでしょう）を入力して「ストリームを作成」をクリックします。

「グローバルサイトタグ」をクリックすると、計測用のタグが表示されますので、計測したいウェブページの <head> タグ内の先頭に貼り付ければ、Google アナリティクス 4 プロパティの設置完了です。

Google アナリティクス 4 にアップグレードする場合

既に設定済みのユニバーサルアナリティクスプロパティ（従来のバージョンの Googleアナリティクス）から、Google アナリティクス 4 プロパティへアップグレードする場合も設定は簡単です。わずか数クリックでアップグレードが完了します。

アップグレードする場合のポイントは「アップグレード」とありますが、設定済みのユニバーサルアナリティクスプロパティを元に ”新しく” Google アナリティクス 4 プロパティが作成されるということです。

１つのウェブサイトに「ユニバーサルアナリティクスプロパティ」と「Google アナリティクス 4 プロパティ」２つのプロパティが設定されることになりますので少しややこしく感じますが、慣れ親しんだユニバーサルアナリティクスプロパティを残したまま Google アナリティクス 4 プロパティを使えるのは大きなメリットでしょう。

参考資料：Google アナリティクス 4 プロパティへのアップグレード

Google アナリティクスの管理画面で、既に設置済みのユニバーサルアナリティクスプロパティを選択すると「GA4 へのアップグレード」が表示されますので、クリックします。