つい先日 macOS Big Sur(ビッグサー)バージョン11.1 から NAS やファイルサーバに接続できないトラブルがありました。症状は、上のスクショのように NAS やファイルサーバへの接続中の表示がいつまで経っても終わらず接続できないといったものです。そこで今回は、macOS Big Sur で NAS やファイルサーバに接続できない時の対処法をメモしておきました。
対処法
対処法は実に簡単で NAS やファイルサーバに接続する macOS Big Sur のファイル共有を一度オン/オフするだけです。
それでは手順を確認していきましょう。
左上の メニューから「システム環境設定」を選択します。
ウインドウの下の方にある「共有」をクリックします。
「ファイル共有」にチェックを入れて一度「オン」にします。(後でオフにします)
以上で、NAS やファイルサーバに接続できるようになります。接続できることを確認してください。
「ファイル共有」のチェックを外して「オフ」にします。「オフ」にしても引き続きNAS やファイルサーバには接続できます。
改善されない場合
(2021年2月7日追記)macOS Big Sur 11.2 にアップデート後に、NASやファイルサーバに接続ができない症状が発生した場合、ファイル共有オン/オフの対処法では改善されないことがあります。
その場合の対処法は、現在分かっているところ次の2つです。
新しいユーザーを作成する
NASやファイルサーバに接続ができない症状は、macOS Big Sur 11.2 のアップデートを実行したユーザーでのみ発生するようです、左上の メニューから「システム環境設定」>「ユーザとグループ」で新しいユーザーを作成し、そのユーザーでログインすればこの症状は発生しません。
Microsoft Remote Desktop で Windows PC に接続する
Microsoft Remote Desktop をインストールしてなんでも構わないので一度 Windows PC に接続すると、NASやファイルサーバに接続ができない症状が改善します。(なぜこれで症状が改善されるのかはまったく分かりません、、)
おわりに
この症状が発生するのはかなり稀なようですが、もし macOS Big Sur で NAS やファイルサーバに接続できない時はぜひ試してみてください。
コメント
当方,ファイルサーバに接続はできていましたが,新規ファイルアップロードができず,困っていました。当記事の対処法を試してみたところ,できるようになりました。ありがとうございました!
>N/Aさん
こちらこそコメントありがとうございました。
対処の参考になったようで良かったです。