WordPress 初心者が絶対にやってはいけないパーマリンク設定

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WordPress を使いはじめてから約5年がたちました。WordPress は、自由に設定を変更して自分好みのサイトを作れるのがいいところなのですが、ただひとつ後悔している設定が「パーマリンクにカテゴリをいれてしまった」ことです。そこで今回は、これから WordPress を使う方向けに、そもそもパーマリンクとはなにか、なぜパーマリンクにカテゴリをいれてはいけないのか、どのようなパーマリンクを設定すればよいのかを、実際に失敗した例をあげながら解説いたします。

パーマリンクについて

パーマリンクとは?

URL のうちドメイン名以降の部分のことを「パーマリンク」と呼びます。たとえば WordPress で記事を投稿すると初期設定では下のような URL になるのですが、この場合「?p=1」の部分がパーマリンクになります。

https://www.example.com/?p=1 ←パーマリンク

パーマリンクを一度決めたら変更してはいけない

WordPress ではこのパーマリンクを管理画面で自由に変更できるのですが、注意しなければならないのは、WordPress サイトを公開した後の パーマリンクの変更はものすごいデメリットがある ということです。WordPress のパーマリンク設定は、一度決めたら変更できないと思った方がよいでしょう。

WordPress の公式マニュアルにも、パーマリンクは変更すべきではないと書いてあります。

パーマリンクとは、固定ページやブログ投稿、カテゴリー・タグアーカイブなどの永続的 (パーマネント) な URL のことです。パーマリンクは、コンテンツにリンクするための Web アドレスです。各投稿の URL は永続的で、変更されるべきではありません。このため「パーマリンク」という名称になっています。

管理画面/パーマリンク設定 - WordPress Codex 日本語版 より引用(2019年2月13日)

パーマリンク変更のデメリット

WordPress サイトを公開した後に、記事や固定ページのパーマリンクを変更(すなわち URL を変更)すると、次のようなデメリットがあります。

  • リンク切れ
  • 検索順位への悪影響
  • SNSシェアボタンのカウントが 0 にリセットされる

もちろんリダイレクト(変更前の URL から変更後の URL に転送すること)を設定することで、これらのデメリットを軽減することも可能ですが、記事数が多くなるとそれだけ手間も大変になります。

パーマリンクにカテゴリをいれてはいけない理由

パーマリンクにカテゴリをいれてはいけない理由は、「記事のカテゴリを後から変更できなくなるから」です。

もちろん新聞のようにきっちりカテゴリ分け(政治・経済・スポーツなど)するルールが決まっているのであれば、パーマリンクにカテゴリをいれても問題ありませんが、特に個人のブログでは書く記事や興味も変わってくるので、数年たつと記事のカテゴリ分けのつじつまが合わなくなり、必ずカテゴリを変更したくなります。

パーマリンクにカテゴリをいれて失敗した例

このブログをはじめた当時は、Linux という OS に関する記事を書くことがほとんどだったので、それ以外の WordPress や クラウドサービスに関する記事は、「まあWEB関連かな」という安易な考えで「web」というカテゴリを設定していました。

例)https://blog.apar.jp/web/9185/

しかし、最近クラウドサービスに関する記事を書くことが多くなったので、記事のカテゴリを「クラウド(cloud)」に変更したいのですが、そうすると下のように URL が変わってしまいます。

例)https://blog.apar.jp/cloud/9185/ ← URLが変わってしまう!

しかたがないので、カテゴリのスラッグ(URLに使われる文字列)の「web」はそのままにして、カテゴリの名前だけ「クラウド」に変更するという、おかしな設定になっています。

カテゴリーの編集画面

そのためメニューのクラウドを選択すると、あきらかにクラウドのカテゴリではない記事も表示されています(^^;) 

パーマリンク設定はどうすればよいか

ずばり「投稿名」です。

パーマリンクの設定画面で投稿名を選択

以前は色々な説がありましたが、Google が推奨していることもあって記事の内容をシンプルな英文にして単語を「-」(ハイフン)で区切ったものをパーマリンクとするのがこの数年で主流になりました。

サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。(中略)
URL では区切り記号を使うと効果的です。http://www.example.com/green-dress.html という URL の方が、http://www.example.com/greendress.html という URL よりずっとわかりやすくなります。URL にはアンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用することをおすすめします。

シンプルな URL 構造を維持する - Search Console ヘルプ より引用(2019年2月13日)

例えばこの記事だと下のようなパーマリンクになるでしょう。

https://blog.apar.jp/permalink-settings-that-should-not-do

しかし、パーマリンクを投稿名にした場合、デフォルトではパーマリンクにタイトル名が日本語でそのまま入ってしまうため、手作業で上のような英数文字のパーマリンクに変更する必要があります。

チームでブログを運営していてルールを統一できない場合や、そもそも手動でパーマリンクを設定するのが面倒な場合には、「記事ID」もオススメ です。(「カスタム構造」を選択して「%post_id%」のみをクリックすれば設定できます)

パーマリンクの設定画面でカスタム構造を選択

おわりに

パーマリンク以外の設定は、WordPress サイトを公開してから変更してもほとんど問題ありません。色々試してぜひ自分好みの WordPress サイトを作ってくださいね。

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